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アンペアブレーカーとは?知っておきたい分電盤の仕組みを紹介
私達が普段使用している電気は、発電所から送られたあと「アンペアブレーカー」や「分電盤」などの変電装置を通過して各部屋に届く仕組みになっています。
しかしブレーカーの種類や分電盤についてほとんどのご家庭で知識がないため、ブレーカーが落ちて停電し、初めて調べる方も少なくありません。
この記事では、電気トラブル解決専門業者であるエネトーレが、ブレーカーの中でも身近な「アンペアブレーカー」についてと、知っておきたい分電盤の仕組みについて詳しくご紹介します。
アンペアブレーカーとは
アンペアブレーカーとは、ご自宅に電源を供給する分電盤の一番左側に組み込まれているブレーカーのことです。
このアンペアブレーカーは、住宅の契約アンペア数の上限を超えると自動的にブレーカが落ち、電気の使用を停止させる役割を担っています。
これは既定のアンペア数を超えたことで、家電が故障したり漏電が発生するなどの事故を防ぐ目的です。
アンペアブレーカーが落ちると、家中の全ての電気が止まってしまうため、電気の心臓部ともいえるでしょう。
アンペアブレーカーが落ちる原因
アンペアブレーカーが落ちる主な原因は、「電気の使いすぎ」です。
消費電力の大きい電化製品を一度にたくさん使用することでアンペアブレーカーが電流を感知し、ブレーカーが落ちやすくなります。
ブレーカーが落ちやすい代表的な電化製品として、消費電力の大きなエアコン、電子レンジ、アイロン、ドライヤー、電気ストーブといった熱や温風を出す製品があげられます。
アンペアブレーカーの復旧方法
アンペアブレーカーは電気の使い過ぎで作動するため、もしブレーカーが落ちて家中の電気がつかなくなったら、まずは消費電力の大きな家電のコンセントを抜きましょう。
そしてご自宅のアンペアブレーカーが設置されている「分電盤」を探します。
分電盤の複数あるブレーカーのなかで、大体一番左端にある大きなブレーカーがアンペアブレーカーです。
アンペアブレーカーはブレーカーの上部に電力会社と契約したアンペア数(例 40A)が書かれていることが多いため、それも目印になります。
アンペアブレーカーを上げ「入」という表記が見えると復旧作業は終了です。
家の電気がついたことを確認して、抜いていた家電のコンセントをさしなおします。
もし同時使用する家電の数を減らしてもブレーカーが落ち続ける場合は、漏電の可能性があるため漏電業者へ調査依頼をするようにしましょう。
分電盤とは
分電盤とはその名の通り、家の外に建っている電柱から引き込んだ電気を、住宅の各階や部屋ごとに分けるための装置です。
設置場所は一般的にご自宅内の玄関や洗面所、キッチンなどの壁の上でよくみられます。
住宅によっては目立たない場所に設置されていることもあるため、いざというとき困らないように日頃からどこにあるのか確認しておきましょう。
この分電盤の中にはアンペアブレーカーを含めて3種類のブレーカーが配置されており、電気を安全に使用し事故を起こさないようにするための安全装置が備わっています。
分電盤にある3つのブレーカー
分電盤の中には、「アンペアブレーカー」の他に「漏電ブレーカー」と「安全ブレーカー」があり全部で3種類のブレーカーが配置されています。
万が一ブレーカーが落ちた際はどの種類のブレーカーが落ちているか確認することが大切です。
漏電ブレーカー
漏電ブレーカーとは分電盤の中で左側か中央に設置されていることが多いブレーカーで、赤と黄色の小さく丸いボタンがあることが特徴です。
漏電の発生時にすばやく電力供給を遮断し、電気による火災や事故を未然に防いでくれます。
安全ブレーカー
安全ブレーカーは別名、サーキットブレーカーとも呼ばれています。
安全ブレーカーも分電盤の中にあり、各部屋へ電気を共有しているため小さなブレーカーが部屋の個数分あることが特徴です。
家の中の全ての部屋に電気を供給しているため使用頻度が一番高いブレーカーともいえるでしょう。
電気の使い過ぎによって許容電力を超えた際に、電流を遮断してブレーカーを落とし、機器を守る役割を果たしています。
アンペアブレーカーが頻繁に落ちるときの解決方法
アンペアメーターが頻繁に落ちる場合は、以下の原因を考えましょう。
最近家電を買い換えた
近頃エアコンを大きいサイズの物に買い替えたり、電気ストーブを買い替えたりといった消費電力が高い電化製品を使用することでアンペアブレーカーが頻繁に落ちている可能性があります。
この場合は同時に使用する家電の数を減らすか、別の部屋に分けて使用する、契約している電気の量をみなおすなどの解決策を試してみましょう。
同居や子供部屋増設などで消費電力が増えた
同居や子ども部屋増設で使用する電力が増えると、消費電力も多くなります。
契約数以上の電気を使用すると、アンペアブレーカーが落ちてしまうため、この場合は電力会社と契約しているアンペア数を見直すことで解決可能です。
ブレーカーの寿命
ブレーカーの寿命は一般的に約10年ほどです。
あまり電力を使用していないにもかかわらず頻繁にアンペアブレーカーが落ちる場合、もしかしたら分電盤やブレーカーが故障しているかもしれません。
分電盤やブレーカーを定期点検していない場合や、原因不明でブレーカーが落ちる場合はなるべく早めに専門の業者に相談するようにしましょう。
アンペアブレーカーが不安なときはエネトーレに相談!
アンペアブレーカーは電気の使い過ぎを防ぐための重要な装置です。
もしアンペアブレーカーが何度復旧しても落ちてしまう、原因不明でブレーカーが作動する、定期点検を10年以上していないなどのお悩みがある場合は、すぐに業者へ調査を依頼しましょう。
わたしたちエネトーレは漏電トラブル専門の解決業者です。
ご自宅の電気に対する不安をできるだけはやく取り除くため、出張調査などもお客様のご都合に24時間以内に迅速に対応します。
問い合わせは、通話無料のフリーダイヤルとメールから可能です。是非一度ご連絡ください。