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漏電ブレーカーとは?ブレーカーの種類と復旧方法を解説
漏電ブレーカーとは、住宅で漏電を感知したときに落ちるブレーカーです。
この漏電ブレーカーが作動したとき、すばやく漏電に対処しなければ感電事故や火災が発生してしまうかもしれません。
今回は漏電工事のプロであるエネトーレだからわかる、ブレーカーの種類や漏電ブレーカーが落ちる理由、復旧方法などを解説します。
最近ブレーカーが落ちて不安な方、漏電ブレーカーについて知りたい方にご安心いただけるよう具体的に説明しますので、漏電工事業者に問い合わせるための参考になさってください。
漏電ブレーカーとは
漏電ブレーカーは、ご自宅や家族の命を漏電から守るために必要な設備です。
漏電は一般的に古くなった配線やコンセントで起こると思われがちですが、実はIHや照明器具、冷蔵庫や電子レンジなどの家電製品の内部で発生し、気づかないうちに重症化していることも珍しくありません。
ここではブレーカーの異常にすぐ気づけるように、漏電ブレーカーの基礎知識をご紹介します。
漏電ブレーカーの役割
漏電ブレーカーは、漏電を放置することで起こる事故や火事を未然に防ぐ役割を担っています。
配線や電化製品から電気が漏れる「漏電」を感知すると、0.1秒かからないスピードで自動的に家中の電気回路を遮断します。
別名は「漏電遮断器」で、基本的に家中の電気回路を制御する分電盤の中央付近に設置されています。
この漏電ブレーカーが作動した場合、ご家庭のどこかで漏電が発生している可能性が高いため、正しく対処しなければ漏電火災や感電事故などが発生しかねません。
無理に漏電ブレーカーをあげず、すみやかに漏電工事業者に調査を依頼しましょう。
漏電ブレーカーの故障をチェックする方法
漏電ブレーカーの寿命はおよそ10年前後といわれており、メンテナンスせずに放置すると気づかないうちに故障していることがあります。
いざ漏電が発生したときに漏電ブレーカーが正常に作動しないと、事故が起きなくとも日々の電気代が必要以上に高くなるなどの悪影響を及ぼしかねません。
もしご自宅の漏電ブレーカーが故障しているかどうか心配な場合、漏電ブレーカーの横にある「テストボタン」を押すことでチェックすることができます。
テストボタンを押して漏電ブレーカーが落ちた場合は正常、落ちなかった場合は不具合が生じているため早急に交換が必要なことがわかります。
ブレーカーは漏電ブレーカーを含めて3種類ある
ご家庭の電気を管理する分電盤に設置されたブレーカーには、漏電ブレーカーのほかにアンペアブレーカーと安全ブレーカーの合計3種類があります。
アンペアブレーカーは分電盤の左側にあり、家庭内で契約しているアンペア数以上の電気を使用してしまうと落ちる仕組みになっています。
この場合は、不要な電化製品のスイッチを切ることで、すぐに電気を使えるようになります。
安全ブレーカーは分電盤の右側にあり、基本的に各部屋ごとにわかれた複数のブレーカーで構成されています。
それぞれの部屋ごとに電気を使いすぎると落ちる仕組みになっています。
漏電ブレーカーが落ちる理由
漏電ブレーカーの仕組みは、回路に流れる電力差を感知してブレーカーを遮断するというものです。
そのため漏電以外でも、落雷など異常に高い電流を感知したときや、分電盤に流れる電流のバランスが乱れたときに作動することがあります。
ここでは、よくあるブレーカーが落ちる理由について解説します。
基本的には漏電ブレーカーが落ちた場合は漏電事故の危険があるため、どのケースでも一度プロの漏電工事業者に調査を依頼するようにしましょう。
配線やコンセントの漏電
配線やコンセントなどが劣化すると、漏電が発生して漏電ブレーカーが落ちます。
よくあるケースが、家具で踏んだり無理に曲げた事による配線皮膜の破損です。
ネズミにかじられて漏電が発生することもあるため、新しい配線やコンセントだからといって安心はできません。
そのほかにも、タコ足配線でたくさんのコンセントを一度にさしていると、いちどに大量の電力が必要になるため漏電ブレーカーが落ちるリスクが高くなります。
IHや冷蔵庫などの絶縁体の劣化
電子レンジやIHなどの調理家電や、洗濯機のような水回りで使用する家電は防水機能があるものがほとんどです。
しかし、過度に水に濡れたり経年劣化で絶縁体が劣化すると電化製品の内部で漏電が発生して漏電ブレーカーが落ちることがあります。
水回り以外でも、照明器具の調子が悪いからと電気屋さんに修理を依頼したら、雨漏りの影響で電灯の接続部の皮膜が劣化して漏電していたというケースもありました。
漏電はいつどこで発生するか予測ができないため、漏電ブレーカーが落ちた場合は早めに漏電のプロに相談するようにしましょう。
漏電ブレーカーの復旧方法
漏電ブレーカーは火災や感電を発生させないために大切な装置ですが、漏電ブレーカーが落ちたままでは家中の電気が使用できず不便です。
その場合、分電盤を操作して漏電箇所を特定することで、漏電ブレーカーを仮復旧させることができます。
①ブレーカーを全て落とし、漏電ブレーカーをあげる
②安全ブレーカーを1箇所ずつあげていく
③漏電ブレーカーが落ちるブレーカーを特定する
④特定した漏電箇所以外のブレーカーと漏電ブレーカーをあげる
漏電ブレーカーを完全に復旧させるためには、経験のある漏電工事のプロの技術が必要です。できるだけはやく業者と連絡をとりましょう。
漏電ブレーカーの工事はエネトーレにおまかせ
毎日安全に電気を使用するために欠かせないのが、漏電ブレーカーです。
電気は目に見えないため、もしものときに漏電を感知し火災や感電事故を防ぐ安全装置として、漏電ブレーカーはいつでも正常に作動するように整備しておきましょう。
私たちエネトーレは漏電工事の専門業者です。漏電ブレーカーの調査や交換、メンテナンスの実績が多数あります。
漏電工事に特化した高い品質とお手頃価格で、最大24時間以内に駆けつけます。
漏電ブレーカーに不安を感じたら、いつでもエネトーレまでご相談ください。